• Black Instagram Icon
  • Black Facebook Icon
  • Black Twitter Icon

(C)  BRUSH​ powered by Glagrid Inc.

Please reload

最新記事

なぜ今、学生がグラフィックレコーディング・グラフィックファシリテーションを学ぶのか?

November 27, 2017

ここ数年で、大学や高校を中心に、日本各地でグラフィックレコーディングや、ビジュアルファシリテーションを学生が学ぶ授業が加速度的に増えてきています。

BRUSHメンバーも、2017年11月には青山学院大学、千葉大学からお声をかけていただき、授業を行ってきました。

今回はその授業の様子と、先生方の思いをレポートします。そして「なぜ今、学生がグラフィックレコーディング・グラフィックファシリテーションを学ぶのか?」についてをお伝えしていきます。


▼もくじ
・千葉大学工学部デザイン学科 『コミュニケーションデザインⅱ』(講義:和波里翠)
・青山学院大学地球社会共生学部 『ジオメディア』&古橋研究室(講義:和田あずみ)
・なぜ今、学生がグラフィックレコーディング・グラフィックファシリテーションを学ぶのか?~社会という大海を航海していくために~


 

 

  

千葉大学工学部デザイン学科 『コミュニケーションデザインⅱ』(講義:和波里翠)

まずは木村博之先生からご依頼を受けて、BRUSHメンバー和波が千葉大で行った授業から!
多様な人と「伝え合い」「つなぐ」コミュニケーションデザインの技術を身に着けるために、というのが授業全体のテーマ。そのために、2週かけて『情報の可視化』『思考の可視化』『対話の可視化』を、グラフィックレコーディング・グラフィックファシリテーションという手法を通じて学んでいきます。

 

 


最初のワークは、「隣の人を食べ物に例えてみよう!」
相手のことを知って、そこからどんなイメージかを考えていきます。


 

 

最初は悩みながらも、どんどん描き出す学生さんたち。

 

 

 

大事なキーワードも一緒に描いてくれた学生さんもいました!

 

実は『例える』という行為は、可視化には欠かせない行為でもあります。
何かに例えて対象を描くということで、描く人が対象を深く理解する必要があるのと同時に。絵を見ている人は絵を見ながら、例えられたものを通じて新たな意味を見出して、考えを深めたり、発見をしていく手助けをしてくれるからです。

 

 

続いては、スケッチブレスト!
テーマは『新しい世界一周旅行』です。
同じテーブルの人のアイデアを、スピーディーに描いていくワークです。

 

 

アイデアを聴いて、そして描くということを同時にやってみて「難しい~!」と叫びだす学生さんが続出!
しかし、そんな声の量と比例するかのように、どんどんペンも動いていきます!

 

 

机の上に、たくさんのアイデア!!
こうしてでてくると圧巻ですね!

こうしてアイデアを描いて共有する、を繰り返して。
アイデアスケッチをやってみた感覚を振り返ります。

多くのグループで「思い通り書くのが難しかった!」という難しさを語り合った後、そしてだんだん効果についても話し合われていったのが印象的でした。
「絵の方がアイデアが伝わる!」「アイデアが一発で分かる!」「素早く描くのが大事なんですね」「アイデアを考えるのが楽しくなる!」
そうした絵の持つパワーを、身体で学んでいきます。

 

 

そして最後は『新しい記念日』を考えるワーク!
アイデアをチームで俯瞰して考えるために、グラフィックファシリテーションにおける構造化を手法を学びました。

そしていよいよワーク開始!
まずは個人、そしてチームでアイデアをだしあい、アイデアをブラッシュアップ。
今回は実際にポスター形式にまとめ、プレゼンテーションするのがゴールです!

 

 

机の上のアイデアを見て、近づけたり、離したり、カテゴリ化したり。
チームでアイデアをブラッシュアップていきます。


 

 

発表時間がせまってくるよ!
「どうすれば、アイデアが人に理解してもらえるか?いいと感じてもらえるのか」を、短い時間で手を動かしながら考えていきます。

 

 

そして発表!様々なチームが、模造紙に描いたものをスライドに投影して、自分たちが考えた休日が「誰にとってうれしいのか」「どんないいことがあるのか」について語っていきます。
終始笑顔の絶えない発表会となりました。


 

 

 

そして、最後には授業の振り返りと『コミュニケーションデザインとは何か?』という話に。
「千葉大学工学部デザイン学科の目的である『気づく→見出す→考える→表現する→実践する』の中の、この矢印の部分。こここそが、コミュニケーションデザインです。


学生さんからは「普通の話し合いより会話が増える」「もっと難しいのかと思っていたけど気軽に取り組めてよかった」という声に加えて。
「ファシリとグラレコは別の人間が担うべきか?」というファシリテーションへの質問や、「企業とコラボして実際のPJに対してアイディエーションする」といった今後のアイデアなど、より学んだことを活かしていくにあたっての声もきくことができました。

数年後学生さんたちが社会に出たとき、様々な現場でこの矢印をつなぎ、深めていく役割が大いに求められていくことでしょう。

「可視化するくせをつけることは、ビジネスの世界に入ったとき力になる」と担当の木村先生が強くおっしゃっていたのが印象的でした。


 

 

青山学院大学地球社会共生学部 『ジオメディア』&古橋研究室(講義:和田あずみ)

続いては、青山学院大学 地球社会共生学部の古橋大地先生、非常勤講師の関治之先生から依頼をいただいて、BRUSH 和田がグラフィックレコーディングを教えにいった授業です!

 

 

 

古橋研究室は、『一億総伊能化』を掲げ、地図と人をつなげる研究室。
そして一緒に開催された『ジオメディア』の授業は、位置情報がどのように社会に活きていくのか?ということを考えていく授業です。
古橋研究室&ジオメディア共同授業で、しかも一回目に、なぜグラフィックレコーディングが教えられるのでしょうか?


実はこの授業で、大事な点が二つあります。
・多様で、最先端な取り組みをしている講師の話を聴くことができる
ジオメディアについて最先端の取り組みをしている方が毎回授業でゲストとしてお越しくださり、話されるそう!
・ジオメディアの世界を俯瞰して捉えるための手法=グラフィックレコーディング
様々な取り組みをされているゲスト講師の方の話をグラフィックレコーディングとして記録し、提出。そのグラフィックレコーディングをもとに、最後にジオメディアの世界を俯瞰して考えていきます。



積極的に授業に参加し、理解を促し、学びを深める。
そして、一つ一つの取り組みのみならず、全体像を捉える。
そのための手法=グラフィックレコーディング
が位置づけられているのでした。


 

 


 

グラフィックレコーディング自体、はじめて聞いた学生さんがほとんどです。
それでも、『学びを深めるための情報の可視化』『コミュニケーションをしていくための可視化』のためのグラフィックを学び始めると。どんどん手が動いていきます!

 

 

3秒で伝わるアイコンを描く、というワーク。
お題は、「ひらめき」「パソコン」「地図」「青山学院大学」!
青山学院大学を示すのに皆大苦戦!!
それでも教会や、銀杏並木、校章、学校のイメージなど、様々なアイコンが描かれます。
他のメンバーのアイコンをみて、「これいいね!」「その発想はなかった!」と笑顔があふれます。


「これめっちゃ楽しいし大事!全部の授業がこういう授業になればいいのに!」
そんな声も上がりました。講師としては嬉しい限り!


 

 

そして授業の最後には、これからの授業でグラフィックレコーディングを描いていくにあたっての練習として、講師の関先生のプレゼンテーションをグラフィックで描くというワークを実施しました。

 

 

90分の授業で、みんなはじめてとは思えない出来上がり!
グラフィックレコーディングの授業の後は、関先生からのジオメディアの講義が行われました。
その際もグラフィックレコーディングで、その場で描きながら、情報の可視化にチャレンジする学生さんたち。熱意があふれていました。


 


なぜ今、学生がグラフィックレコーディング・グラフィックファシリテーションを学ぶのか?~社会という大海を航海していくために~
 

千葉大学や青山学院大学のみならず、常葉大学や東海大学など、今日本の大学で続々と授業にグラフィックレコーディングやグラフィックファシリテーションの授業が取り入れられています。
分野やテーマが異なっても、「(グラフィックレコーディング・グラフィックファシリテーションが)ビジネスの世界に入ったときの力になる」という先生方の思いが共通項にありました。

では、その『力』とは一体何なのでしょうか?

先生方と話す中では、トピックとしてこんな『力』があがりました。
・プレゼンテーションをはじめ、思考を共有するスキル
・全員がファシリテートできるようになること
・オリジナリティを活かすこと
・みんな違うということを知る、あたりまえは違うのだということを知る
・多様な価値観の人々とともに、やりぬいていく力

 

国境や文化を越えて人・モノ・情報が移動し、さらに技術の進化がその移動のスピードを劇的に加速させています。人々の価値観は多様化し、社会が大きく変化し先行きが見えない現代社会。
そんな中生きていくために必要なのは、変化を柔軟に乗り越えてチャレンジしていく力に他なりません。
社会という大海の中で、航海するための羅針盤が学問であるならば。
人と人をつなぐために、人という主体が可視化するグラフィックレコーディング・グラフィックファシリテーションは、さしずめ船の推進力となるエンジンの一つといったところでしょうか。


 

もちろん、そうした推進力は一朝一夕で身につくものではありません。
しかし、羅針盤を学んでいく過程において、習慣化をしていくことはできます。
それぞれの授業の中でも、人が人のために可視化をすること、そして多様な価値観の人と出会いともに語ることが習慣となるような授業設計が行われていました。

かいグラフィックレコーディング・グラフィックファシリテーションという手法で行われる情報・思考・対話の可視化。
多様な価値観をもつ人々と共に、手を動かし可視化する挑戦をし、語って、ふりかえって、また挑戦して。
その繰り返しで学びえたものがきっと学生たちのエンジンとなり、また羅針盤を得る一助となるのではないでしょうか。



そのエンジンを育むための取り組みとして、BRUSHでは、学生インターンも募集しています。
BRUSH 学生インターン募集
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScwDKMaWsV9b9XrrjIHfu14EVKGSg_K8yiH8fO_4Bvzskeufw/viewform


「多様な価値観の人と出会い、ともに何かをしていく経験が大事!」という先生方の思いをうけ、可視化が求められる現場で、学生がプロと共に取り組み、実践を積んでいけるようなコーディネートを行っています。


これからもBRUSHでは、可視化を通じて学びを深めるための取り組みをどんどん実施していきます!ぜひご期待ください!

Share on Facebook
Share on Twitter
Please reload

ソーシャルメディア
Please reload

タグから検索
Please reload

アーカイブ
  • Facebook Basic Square
  • Twitter Basic Square
  • Instagram Social Icon